【安全・衛生】事故・ヒヤリハットの中間報告と分析について(4月〜11月)
GVPスタッフ各位
お疲れ様です。事務局の古谷です。
今年度(4月〜11月末)の現場における「事故・体調不良・クレーム等」のデータを集計・分析しましたので共有いたします。
今後も、皆様の安全とケアの質の向上のため、現場の役に立つ情報を定期的に発信していく予定です。ぜひご一読ください。
【集計結果(4/1〜11/30)】
派遣総数:11,286件
<発生内訳>
ヒヤリハット:30件
軽微な事故 :43件 (※怪我や物損が無くても、発生したものを1件としてカウント)
重大な事故 : 1件 (※通院2回以上)
【重要な気づきとお願い】
今回の集計でも、**「ヒヤリハット」の報告数が「軽微な事故」よりも少ない(30件)**という結果が出ました。
統計の法則(ハインリッヒの法則等)に照らし合わせると、本来であれば450件ほどのヒヤリハットが潜んでいるはずです。
⚠️ お願い 「これくらいなら大丈夫」と思わず、些細なことでも報告をお願いします。 報告は、特記事項の「備考」に具体的な内容をご記載ください。
【データから見る傾向と対策】
軽微な事故(43件)について詳細を分析すると、以下のリスクが見えてきました。
① 4分の1の確率で「実害」が発生しています
43件中、12件で実際に怪我や物損などが起きています。
怪我・出血・痣:7件(転倒10件中)
出血:1件(打撲6件中)
体調不良:2件
物損:2件
特に**「転倒」は10件中7件で実害(怪我等)**に繋がっており、注意が必要です。
② 半数以上は「対策可能」です
軽微な事故のうち**およそ25件が「同じ利用者様」**で繰り返し発生しています。 これは、発生しやすい現場や状況がある程度決まっていることを意味します。
つまり、 「情報の共有」と「事前の対策」で、事故はかなり防げる ということです。
【まとめ】
軽微な事故が起きると、25%の確率で実害が出る。
転倒した場合は、70%の確率で怪我に繋がる。
半分以上の事例は、事前の情報共有で対策がとれる。
皆様自身と利用者様を守るためにも、引き続き「ヒヤリハットの報告」と「情報共有」にご協力をお願いいたします。
事務局:古谷
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