【安全・衛生,】令和7年度 上期(4月~8月)事故・ヒヤリハット分析結果のご報告と報告手順の再確認について

 GVPスタッフ各位


 お疲れ様です。事務局の古谷です。 日頃より、利用者の皆様の安全確保にご尽力いただきありがとうございます。

 事務局では現在、事故・体調不良・クレーム等の分析体制を強化しております。
 その一環として、本年度4月から8月末までのデータを集計・分析いたしましたので、結果をご報告いたします。
 今後も定期的に、現場の役に立つ情報を随時発信していく予定です

1. 集計結果概要(対象期間:4月1日~8月31日)

期間中の派遣総数:6,200件

以下、6200件の内で発生した事例は以下の通りです。

ヒヤリハット:25件

軽微な事故 :27件 (※転倒など。怪我が無くても1件にカウント)

重大な事故 : 1件(※通院2回以上)

2. 重要な気づきとお願い
 (ヒヤリハット報告を忘れないように。)

 今回の集計では、「ヒヤリハット」と「軽微な事故」の件数がほぼ同数で、ヒヤリの件数が少ないです。

  安全管理の統計(ハインリッヒの法則など)から見ると、事故の背景には数多くのヒヤリが存在するのが通常です。(約300件あるはずです)

 おそらく、「現場で起きているヒヤリハットが、リバーラン上で報告しきれていない」と思われます。

 そこで下記の通りヒヤリハットの定義と報告方法をお伝えします。

ヒヤリハットの定義】
 「転倒しかけたが防げた」
「物を紛失しかけたが発見できた」など、
 結果として事故に至らなかった事例を指します。

【リバーランへの入力方法】
 今後の分析精度向上と安全な支援体制の構築のため、以下の手順で記録をお願いいたします。

①本人の様子:
 具体的な内容を詳細に記載してください。

②特記事項の備考:
 具体的な内容を詳細に記載してください。
 但し、①に詳細を記載していれば「ヒヤリあり」等、簡易的な記載でOK

★★★ 補足 ★★★
ヒヤリハットや体調不良、クレームなどは、情報をお互いに共有することで発生件数を防ぐことができます。
 お互いに安全安心な福祉現場を守るためにも、情報共有を頑張っていきましょう
★★★★★★★★★★


3.今回の分類結果の速報

各区分の主な内訳は以下の通りです。

ヒヤリハット:
 転倒(13件)
 他害( 3件)
 衝突( 3件)
 紛失・物損( 1件)
    怪我( 1件)

・軽微な事故:
 大声(8件)
 転倒(6件)
 衝突(4件)
 悪口(4件)
 紛失・物損(3件)
 その他(窒息、怪我、自傷 各1件)

・重大な事故: 1件
 内容:ヘルパーが負傷。自転車で訪問宅に行く途中フェンスに衝突し手を負傷。


4. 今後の予定
 今回は第一弾の報告です。
 11月までの統計がまとまり次第、改めて傾向と対策をお伝えします。

 個別の事例について詳しく知りたい場合は、古谷まで直接お問い合わせください。

以上、よろしくお願いいたします。

コメント

このブログの人気の投稿

【人事・給与】10月からの時給アップについて

【システム・IT】定例Zoom会議の「新しい入り方(メールが届かない時のもう一つの方法)」